瀧廉太郎 荒城月 [廉太郎21才 [中学唱歌]]
明治34年(1901年)3月30日に出版された『中學唱歌』から『荒城月』です。
(その他の『中學唱歌』の瀧作品 『箱根八里』 『豊太閤』)
初版時は『荒城の月』ではなくて『荒城月』という題だったそうです。(一番下参照)
作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 土井晩翠
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
【YouTubeでも公開しています】
荒城の月のモデルといわれている岡城跡~大分県竹田市 (2004年9月22日撮影)
岡城二の丸跡の瀧廉太郎像 (2004年9月22日撮影)
廉太郎は、12~14才の2年半、竹田で過ごしその後東京へと旅立ちました。
竹田の旧宅・現瀧廉太郎記念館 (2010年8月29日撮影)
玄関入り口 (2010年8月29日撮影)<
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『荒城月』 作歌 土井晩翠
第一章
春高樓(かうろう)の花の宴 めぐる盃(さかづき)かげさして
千代(ちよ)の松が枝(え)わけいでし むかしの光いまいづこ
第二章
秋陣營(じんえい)の霜の色 鳴きゆく雁(かり)の數(かず)見せて
植(う)うるつるぎに照りそひし むかしの光いまいづこ
第三章
いま荒城のよはの月 替(かは)らぬ光たがためぞ
垣(かき)に殘(のこ)るはたゞかつら 松に歌(うた)ふはたゞあらし
第四章
天上(てんじゃう)影は替(かは)らねど 榮枯(えいこ)は移る世の姿
寫(うつ)さんとてか今もなほ 嗚呼(あゝ)荒城のよはの月
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
よく言われているように、廉太郎は2小節目「花の宴」の部分に#を付けていますが、現在よく歌われているのは、大正時代に山田耕筰の編曲により#が無くなり、テンポもゆっくり(8分音符が4分音符に、8小節が16小節に)のものが一般的になっています。今回は、もちろんオリジナルです。
この#は、発表当時も議論されたようで、#はない方がよいといった批評までされたようです。
昔の日本人にはよほど違和感があったようですが、いろんな音楽を聴いている現代人には、全く抵抗はないと思うのですが?
中学唱歌 (明治34年(1901年)3月30日出版)
中学唱歌に掲載された荒城月(クリックすると拡大します)
※一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/9/26録音
【2012.9.16追記】曲名について
明治34年初版時は、『荒城月』であったのが明治35年7月発行(第5刷)では『荒城の月』となっていたそうです。(大分県先哲叢書)
ここでは初版当時のまま『荒城月』としました。
(その他の『中學唱歌』の瀧作品 『箱根八里』 『豊太閤』)
初版時は『荒城の月』ではなくて『荒城月』という題だったそうです。(一番下参照)
作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 土井晩翠
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
【YouTubeでも公開しています】
荒城の月のモデルといわれている岡城跡~大分県竹田市 (2004年9月22日撮影)
岡城二の丸跡の瀧廉太郎像 (2004年9月22日撮影)
廉太郎は、12~14才の2年半、竹田で過ごしその後東京へと旅立ちました。
竹田の旧宅・現瀧廉太郎記念館 (2010年8月29日撮影)
玄関入り口 (2010年8月29日撮影)<
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『荒城月』 作歌 土井晩翠
第一章
春高樓(かうろう)の花の宴 めぐる盃(さかづき)かげさして
千代(ちよ)の松が枝(え)わけいでし むかしの光いまいづこ
第二章
秋陣營(じんえい)の霜の色 鳴きゆく雁(かり)の數(かず)見せて
植(う)うるつるぎに照りそひし むかしの光いまいづこ
第三章
いま荒城のよはの月 替(かは)らぬ光たがためぞ
垣(かき)に殘(のこ)るはたゞかつら 松に歌(うた)ふはたゞあらし
第四章
天上(てんじゃう)影は替(かは)らねど 榮枯(えいこ)は移る世の姿
寫(うつ)さんとてか今もなほ 嗚呼(あゝ)荒城のよはの月
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よく言われているように、廉太郎は2小節目「花の宴」の部分に#を付けていますが、現在よく歌われているのは、大正時代に山田耕筰の編曲により#が無くなり、テンポもゆっくり(8分音符が4分音符に、8小節が16小節に)のものが一般的になっています。今回は、もちろんオリジナルです。
この#は、発表当時も議論されたようで、#はない方がよいといった批評までされたようです。
昔の日本人にはよほど違和感があったようですが、いろんな音楽を聴いている現代人には、全く抵抗はないと思うのですが?
中学唱歌 (明治34年(1901年)3月30日出版)
中学唱歌に掲載された荒城月(クリックすると拡大します)
※一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/9/26録音
【2012.9.16追記】曲名について
明治34年初版時は、『荒城月』であったのが明治35年7月発行(第5刷)では『荒城の月』となっていたそうです。(大分県先哲叢書)
ここでは初版当時のまま『荒城月』としました。
般若坊 さん
nice! ありがとうございます。
by Promusica (2011-08-23 02:40)
ただただ、すばらしいです・・・
by mina (2011-10-09 11:22)
mina さん コメントありがとうございます。
by Promusica (2011-10-10 01:42)
譜面は友達から見せてもらい、へーっと思ったことがありました。その時の記憶では、文部省の公募で滝廉太郎作品が選ばれたものだと、聞きました
オリジナル音楽を聴くことが出来、ありがとうございました。(古楽の世界と同じようなものですね)
和声が無いのに、滝廉太郎の頭では、和音が響いていたきがします。
by パッツオ小川 こと大多康之 (2014-12-05 12:49)
パッツオ小川 こと大多康之さま
ありがとうございます。
瀧廉太郎の思いを大事にしそれが伝わる演奏を心がけています。
by Promusica (2014-12-05 23:01)
パッツオブログに、どんどん使わせてもらっています。
シンプルな名曲を、複雑に捏ね繰りまわしている場所はここです
http://dohachi.269g.net/article/17514228.html
by パッツオ小川 (2014-12-08 13:57)
パッツオ小川さん
掲載ありがとうございます。
by Promusica (2014-12-09 02:29)