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瀧廉太郎 荒磯の波 [廉太郎23才]

明治35年(1902年)12月29日と記された自筆譜が残っています。
無念の帰国の2ヶ月後、死の半年前です。
題名については、「荒磯」と付けられているものもあります。ただ上記自筆譜には、「荒磯の波」と書かれています。

作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 徳川光圀


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『荒磯の波』 作歌 徳川光圀

荒磯の
巌にくだけし
月影を
一つになして
かへる波かな
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【追記】2010.10.3
ピアノ音源を変更しました。(Steinberg HALion ONE→Steinberg The Grand 3に変更)



※一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/9/23,24録音
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瀧廉太郎 別れの歌 [廉太郎23才]

明治35年(1902年)10月30日と記された自筆譜が残っています。
また「水のゆくへ」の楽譜にはこの次の日、31日の日付が記されています。
10月17日に横浜に帰国したのでその2週間後です。

作曲: 瀧 廉太郎
作歌者未詳


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『別れの歌』 作歌者未詳

なごりをおしむ ことの葉も
いまはのべえで たゞつらし
あすはうつゝ けふはゆめ
         けふはゆめ
のこるおもひを いかにせむ
      あゝ いかにせむ
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【2010/9/25追記】
この曲は、作歌者未詳となっていますが、瀧廉太郎自身が作詞をしたとも考えられています。
この曲の作曲の2年前、明治33年(1900年)に瀧廉太郎が作った『古城』という詩が残されています。
これには、「昨日やうつゝ今日や夢」という部分があり『別れの歌』との関連がうかがわれます。
また後の名曲『荒城の月』も連想させる歌詞となっています。

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『古城』 作歌 瀧 廉太郎

外堀は田にすきかへされ
内堀は年毎にあせて
  二百年の名残やなに
    水草(みくさ)ゐる邉(へ)に橋杭朽ちて
    野菊咲くかげ石ずゑ残る
        一の木戸か
        二の木戸か
           あなあはれ
君候(くんこー)の住みなれし大殿(おおとの)いづら
武士(もののふ)の侍(さむ)らひし廣間はいづら
  春霞かすみかこめし
  秋霧のたちかかくせる
   たゞ
     麥(むぎ)秀(ひい)で
     菽(まめ)實(みの)る
   あなあはれ
    狐なくあなた出丸(でまる)の跡(あと)
    月寒きこなた天主の趾(あと)
上葉に朝日させば君が千歳の色さかえ
下葉に夕風吹けば君を八千代の歌ほぎし
         千本(ちもと)の松はや
          昨日やうつゝ今日や夢
            枝折られ
            幹裂かれ
        誰が家の薪となれる
        誰が宿の烟(けむり)となれる
  千本(ちもと)の松のこるははや五本六本(いつもとむもと)
一夜(いちや)星暗く雨細き夜半
   老松の
     上枝(ほつえ)の魂(たま)と
     下枝(しつえ)の魂(たま)と
       二人よりあひて
  空しくならむ君恩(くんおん)を
    泣きてさゝやく聲(こえ)したり
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それにしても21才の若者が書いたとはとても思えません。
残念ながら国語の能力のない私は、意味がよくわかりません・・・(^_^;)


※ソプラノ、アルト、テノール、バスを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/9/20録音
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瀧廉太郎 さよなら 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の最後の20曲目。
「瀧廉太郎~東くめ」コンビの作品です。

作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 東 くめ


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『さよなら』 作歌 東 くめ

今日のけいこも、すみました
みなつれだって、帰りましょー
あしたもまたまた、こゝに来て
けいこやあそびを、いたしましょー
先生御機嫌よー、さよーなら
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※一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/9/20録音
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瀧廉太郎 お正月 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の19曲目。
「瀧廉太郎~東くめ」コンビの作品です。

作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 東 くめ


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『お正月』 作歌 東 くめ

もーいくつねると、お正月
お正月には、凧(たこ)あげて
こまをまはして、遊びましょー
はやく来い来い、お正月

もーいくつねると、お正月
お正月には、まりついて
おいばねついて、遊びましょー
はやく来い来い、お正月
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※ソプラノ、テノールを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/9/5録音
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瀧廉太郎 雪やこんこん 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の18曲目。
「瀧廉太郎~東くめ」コンビの作品です。

作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 東 くめ


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『雪やこんこん』 作歌 東 くめ

雪やこんこん、あられやこんこん
もっとふれふれ、とけずにつもれ
つもった雪で、だるまや燈籠(とうろう)
こしらへましょー、お姉様
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※3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/9/13録音
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瀧廉太郎 雀(すずめ) 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の16曲目。
この曲は、唯一 佐佐木信綱の作詞です。

作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 佐佐木信綱


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『雀』 作歌 佐佐木信綱

すゞめ雀、今日もまた
 くらいみちを、只(ただ)ひとり
林の奥の、竹藪の
 さびしいおうちへ、帰るのか

いゝえ皆さん、あすこには
 父様(とうさま)母様(かあさま)、まって居て
楽しいおうちが、ありまする
 さよなら皆さん、ちゅぅちゅぅちゅぅ
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※3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/9/5録音
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瀧廉太郎 軍(いくさ)ごっこ 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の15曲目。
「瀧廉太郎~東くめ」コンビの作品です。
「いくさごっこ」どんな遊びだったのでしょうか?

作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 東 くめ


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『軍ごっこ』 作歌 東 くめ

喇叭(ラッパ)を吹いて、進め進め
鉄砲かたに、進め進め
一番えらい、日本男兒
どんな敵でも、こわくはないぞ

旗をたてて、進め進め
剣をぬいて、進め進め
一番強い、日本男兒
どんな敵でも、まかしてやるぞ
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※ソプラノ、テノールを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/9/5録音
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瀧廉太郎 雁(がん) 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の14曲目。
歌詞は、瀧廉太郎自身です。

作歌・作曲: 瀧 廉太郎


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『雁』 作歌 瀧 廉太郎

月のあかりに、黒いがん
一所にならんで、五つ六つ
親がさきへゆき、子はあとに
何処から来たのか、つれだって
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※ソプラノ、テノールを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/9/5,9録音
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瀧廉太郎 菊 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の13曲目。
「瀧廉太郎~東くめ」コンビの作品です。

作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 東 くめ


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『菊』 作歌 東 くめ

お庭の垣根の、菊の花
色は何色、数へて見れば
赤も黄色も、また白も
皆美くしく、咲きそろうた
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※ソプラノ、テノールを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/9/9録音
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瀧廉太郎 鳩ぽっぽ 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の12曲目。
「瀧廉太郎~東くめ」コンビの作品です。

作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 東 くめ


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『鳩ぽっぽ』 作歌 東 くめ

鳩ぽっぽ、鳩ぽっぽ
ぽっぽぽっぽと、飛んで来い
お寺の屋根から、下りて来い
豆をやるから、みなたべよ
たべてもすぐに、かへらずに
ぽっぽぽっぽと、鳴いて遊べ
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※ソプラノ、テノールを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/9/5録音
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