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瀧廉太郎 水あそび 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の11曲目。
歌詞は、瀧廉太郎自身です。

作歌・作曲: 瀧 廉太郎


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『水あそび』 作歌 瀧 廉太郎

水を澤山、 くんで来て
水鉄砲で、遊びましょー
一二三四、ちゅっ ちゅっ ちゅっ
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※ソプラノ、テノールを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/9/5録音
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瀧廉太郎 かちかち山 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の10曲目。
「瀧廉太郎~東くめ」コンビの作品です。

作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 東 くめ


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『かちかち山』 作歌 東 くめ

かちかちなるのは、何の音
かちかち山だよ、この山は
たぬきはしらずに、さきへゆく
兎はうしろで、かちかちかち

ぼーぼーいふのは、何の音
ぼーぼー山だよ、この山は
たぬきのせなかで、火がぼーぼー
あついと走れば、なほぼーぼー

たぬきのお船は、土ぶねで
うさぎのお船は、木のふねで
一所にこぎでる、川の中
たぬきは溺れて、ざぶざぶざぶ
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※ソプラノ、テノールを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/8/22,29録音
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瀧廉太郎 夕立 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の9曲目。
「瀧廉太郎~東くめ」コンビの作品です。

作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 東 くめ


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『夕立』 作歌 東 くめ

ごろごろ なるのは 雷よ
ぴかぴか ひかるは いなびかり
ざーざー ふるのは 夕立よ
ざーざー ぴかぴか ごろごろごろ
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※ソプラノ、テノールを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/8/22,29録音
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瀧廉太郎 桃太郎 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

今日8月24日は、廉太郎の誕生日です。

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の6曲目。
作歌(作詞)は、瀧廉太郎自身です。

作歌・作曲: 瀧 廉太郎


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『桃太郎』 作歌 瀧 廉太郎

桃太郎さんの お供には
犬猿雉子の 三匹よ
お供の褒美は 何やらう
日本一の 黍(きび)団子
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※ソプラノ、テノールを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/8/22録音
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瀧廉太郎 海のうへ 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の5曲目。
「瀧廉太郎~東くめ」コンビの作品です。

作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 東 くめ


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『海のうへ』 作歌 東 くめ

はしるは汽船か 軍艦か
とまるは漁師の つり船か
黒い烟(けむり)や 白い帆や
汽笛の音や 艪(ろ)の音や
あゝ面白い 海のうへ
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※ソプラノ、テノールを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/8/22録音
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瀧廉太郎 鯉幟(こひのぼり) 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の4曲目。
「瀧廉太郎~東くめ」コンビの作品です。

作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 東 くめ


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『鯉幟』 作歌 東 くめ

大きな黒い 親鯉に
小さな赤い 鯉の子が
いくつもついて 昇って行く
海の様な 大空に
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※ソプラノ、テノールを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/8/22録音
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瀧廉太郎 ひばりはうたひ 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の2曲目。
「瀧廉太郎~東くめ」コンビの作品です。

作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 東 くめ


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『ひばりはうたひ』 作歌 東 くめ

ひばりはうたひ、蝶々はおどる
春の野山に、遊ぶはうれし
こゝにはよめな、そこにはつくし
たんぽゝすみれ、れんげばな
花をばとりて、草をばつみて
うちのかぁさんへ、おみやにしましょー
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※ソプラノ、テノールを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/8/19,21録音
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瀧廉太郎 ほーほけきょ 「幼稚園唱歌」より [廉太郎21才 [幼稚園唱歌]]

今でも歌われる「お正月」や「水あそび」などが含まれているこの「幼稚園唱歌」は、廉太郎がドイツ留学直前の慌ただしい中、彼が中心となり編纂されました。
出版されたのはドイツに旅立った3ヶ月後の明治34年(1901年)7月でした。

作歌・作曲: 瀧 廉太郎


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『ほーほけきょ』 作歌 瀧 廉太郎

(問) 小さい子、小さい子、
    お前はなにをして居ます。
(答) 私は梅をかいでます。
(問) 梅をかいで夫(それ)から。
(答) 夫(それ)から歌をうたひます。
(問) 何の歌をうたひます。
(答) 黄色い靑い着物着て。
(合唱) けきょけきょ けきょけきょ ほーほけきょ。
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「幼稚園唱歌」について

それまでの幼稚園児用の歌は歌詞が難解で例えば、
明治20年音楽取調掛(東京芸大の前身)出版の「幼稚園唱歌集」の「我大君」という音楽の歌詞です。

 「わがおほきみの おほみかげ みよにさかえて かぎりもなし
  いざをさなごよ きみがみかげは あまつそら ・・・」
  (大分県先哲叢書「瀧廉太郎」大分県教育委員会発行より)

そこで廉太郎と1年後輩の「鈴木毅一」、2年先輩の「東くめ」、くめの夫でこの出版のきっかけともなった「東基吉」の4人が曲集づくりに取り組み、
子供にわかりやすいことばを使い、また唱歌集として初めて伴奏が付された当時としては画期的なものでした。

この唱歌集には、20曲が収められ、廉太郎は16曲作曲し、編曲1、作詞も4曲しています。また東くめは、11曲作詞をしています。

「幼稚園唱歌」全20曲
  (作者名の書いていない曲は、すべて 【東くめ作歌】、 【瀧廉太郎作曲】 です。)
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 1.ほーほけきょ  【作歌】瀧廉太郎 幼稚園唱歌2.gif
 2.ひばりはうたひ
 3.猫の子  【作歌・曲】鈴木毅一
 4.鯉幟(こいのぼり)
 5.海のうへ
 6.桃太郎  【作歌】瀧廉太郎
 7.白よこいこい  【作歌・曲】鈴木毅一
 8.お池の蛙
  【作歌】東くめ 【編曲】瀧廉太郎(ドイツ曲)
 9.夕立
10.かちかち山
11.水あそび  【作歌】瀧廉太郎
12.鳩ぽっぽ
13.
14.雁(がん)
  【作歌】瀧廉太郎
15.軍(いくさ)ごっこ
16.  【作歌】佐佐木信綱
17.風車(かざぐるま)  【作歌・曲】鈴木毅一
18.雪やこんこん
19.お正月
20.さよなら

 注)【作歌】とは作詞のこと。
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※ソプラノ、テノールを一人で3回ずつ歌って多重録音しています。
2010/8/19録音
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瀧廉太郎 四季の瀧 [廉太郎17~20才]

明治32年(1899)の作品です。


作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 東 くめ


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『四季の瀧』 作歌 東 くめ

一、
みなぎり落つる瀧つ瀬を
おほひて咲ける山桜
散るは水泡(みなわ)か はた花か
わかちかねたる春の朝

二、
ひるは白妙さらせりと
ながめしものをいぶかしや
月影清き夏の夜は
黄金のあやも見ゆるなり

三、
世に珍しき仙姫(やまひめ)の
織れる紅葉の唐錦
瀧の白糸よりかけて
衣や縫ふらん秋の夕

四、
白玉とばしみなぎりて
落ちくる水のひびきさへ
かすかになりぬ昨日今日
氷柱や結びそめぬらん
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※2声の各パートを一人で3回歌って多重録音しています。
2010/8/14録音

瀧廉太郎 我神洲 [廉太郎17~20才]

明治32年(1899)11月に萩原太郎編「新撰小學唱歌」~中村鐘美堂発行~ の中で発表した曲です。(廉太郎20才)

これは、2年前に発表された「日本男兒」の終わり部分に8小節付け加えて編曲したものです。
今聞くとかなり勇ましい音楽です。日清戦争(1894~1895)直後のまだ若い日本の中で廉太郎も熱い思いがあったに違いありません。


作曲: 瀧 廉太郎
作歌: 砂澤 丙喜治


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『我が神洲』 作歌 砂澤 丙喜治

一、
我神洲の正大気 凝(こ)りて咲きけむ桜花
大和男兒の眞心は 朝日に匂ふや桜花
花はちりてぞ香を留む 人は死してぞ名を残す
行けや壮夫(ますらお)魁(さきが)けて 朝日の御旗翳(かざ)しつゝ

二、
轟然一発轟けり 見るや大砲火を吐ぬ
霹靂(へきれき)一声響たり 散るや味方の榴霰弾(りゅうさんだん)
天晴砕けぬ敵の陣 見事摧(くだ)けぬ敵の陣
朝日の御旗翳しつゝ 進めや進め壮夫よ

三、
百練経たる日本刀 抜くや秋水(しゅうすい)影寒し
大和男兒が此刀 提(かか)げ持ちて敵軍を
右に左に斬り捲(まく)る 萬事鞆絵(まんじともえ)に斬り回る
行けや壮夫魁けて 朝日の御旗翳しつゝ

四、
いばえの声も勇しや 蹄の音も勇しや
阿修羅の暴し騎馬の武者 土砂巻き揚るつむぢ風
敗れし敵の木の葉武者 乱れ散りつゝ崩れたり
朝日の御旗翳しつゝ 進めや進め壮夫よ
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暘谷城址ようこくじょう(大分県日出町)
瀧家が代々仕えた日出藩木下家の城で木下家初代は豊臣秀吉の妻、ねねの甥にあたる。
廉太郎の父もここ日出で生まれた。
先祖代々の墓もこの地にあり廉太郎も訪れたであろうことから、荒城の月とも少なからず関係しているという説もあります。日出町のHP
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2010/8/3撮影


天守跡から望む別府湾
城の下がすぐ海で、ここで獲れるカレイは、 「城下カレイ」として有名です。
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2010/8/3撮影


瀧廉太郎像(朝倉文夫作)
暘谷城大手門前に建てられています。
旧東京音楽学校奏楽堂などにあるものと同じものです。
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2010/8/3撮影




※一人で3回歌って多重録音しています。
2010/8/4録音